音楽メモランダム 2021

(2021年12月21日更新)

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ちょっと変わった入場料金(2021年12月21日掲載)
  • 未だ収まってはいない流行り病も、少し落ち着きを見せて来たようです。
  • このサイトの無料!激安!!WMC コンサート情報にお寄せ頂く情報も、一昨年から激減しており、たまに頂くお知らせが延期や中止のお知らせという状況でした。
  • ところが、このところコンサート開催のお知らせが急に増加して、毎日のようにサイトを更新しています。
  • 昨日知りました格安コンサートのなかに変わった入場料の開催情報がありましたので、そのうち2件を紹介します。
    1.100歳以上の方の入場料が100円
     このコンサートの入場料金は、小学生以上が1000円(当日券は2000円)で、未就学児は500円(当日券は800円) 2歳以下の幼児は保護者の膝上観賞無料というもので、このような例は、珍しくありません。
     65歳以上や70歳以上の年配者に割引料金を適用する例も、よくあります。
     ところが、このコンサートの場合「100 歳以上の方は当日100 円(ご年齢を証明するものをお持ちください)」と書かれています。
     高齢化が進んでいるとはいえ何人くらいの方が出向かれるのでしょうか、興味を持ちました。
     これは、下記、関連情報でリンクしました板橋区演奏家協会のページに掲載されています。
    2.入場料無料だが、寄付金が1万円以上必要
     入場料は無料でも多少の心づけをというコンサートも珍しくはありません。
     ところが問題のコンサートでは、入場料は無料だが、1万円以上の寄付金を要求するというものです。
     入場料金と寄付金では、税法上の扱いも異なります。このコンサートの場合、どのような考え方でこのような設定にされたのか分かりません。
     WMCのコンサート情報では、このようなコンサートは、入場料無料のコンサートとして扱っておりますが、今回の場合に限りまして掲載を遠慮させて頂くことにしました。
  • ここで、思い出しましたが、令和3年4月の国会で成立しました令和2年法律第25号に基づき、「チケットの払戻請求権の放棄を寄附金控除の対象とする税制改正」が行われました。
  • コンサートの開催が中止された場合、前売券代として既に払い込んだ料金の払い戻しを受け無かった場合などに適用されるようですが、お心当たりのある方は、来年の税申告時にお忘れの無いよう。
関連情報

第18回 ショパン国際ピアノコンクールの結果(2021年10月21日掲載)
  • 2021年10月21日未明(日本時間同日午前)に、第18回 ショパン国際ピアノコンクールの結果が発表されました。
  • 日本で優勝が期待されていました反田恭平さんは、惜しくも2位となりました。
  • 同率2位に、アレクサンダー・ガジェヴさんが入りましたが、彼は、2015年浜松国際ピアノコンクールの優勝者でもありますので、日本人の間でも良く知られているようです。
  • 発表されました結果は、次の通りです。これは、私の責任で日本語に訳したものなので、誤訳があるかもしれません。
     1位 ブルース(シャオユ) 劉、カナダ
     2位 アレクサンダー・ガジエフ、イタリア/スロベニア
     2位 反田恭平、日本
     3位 マーティン・ガルシア・ガルシア、スペイン
     4位 小林愛実、日本
     4位 ヤクブ・クーシュリック、ポーランド
     5位 レオノーラ・アルメリーニ、イタリア
     6位 J.J.ジュン・リ・ブイ、カナダ
  • 反田恭平さんと同率2位となった アレクサンダー・ガジエフさんは、ソナタの最高演奏者としてクリスティアン・ツィマーマン賞を、
  • 3位のマーティン・ガルシア・ガルシアさんは、協奏曲の最高演奏者としてワルシャワフィルハーモニー賞を、
  • 小林愛実さんと同率4位のヤクブ・クーシュリックさんは、マズルカの最高演奏者としてポーランド・ラジオ賞を、それぞれ受けられました。
  • それぞれの演奏の様子(動画)は、主催者のサイトでも視聴することができます。
  • 日本人は、1970年に内田光子さん(現在は英国籍)が2位となりましたが、優勝者は未だ出ていません。次に期待したいですね。
関連情報

第18回 ショパン国際ピアノコンクールの開幕(2021年 9月26日掲載)
  • いまさらと言われそうですが、例の感染症対策とやらで、日本国内に限らず、音楽演奏のライヴ開催が延期や中止に追い込まれました。
  • 第18回ショパン国際ピアノコンクールもその例にもれず、2020年開催の予定が2021年に延期されました。
  • ワルシャワで12日間にわたり行われていました予備予選(2021.7.12〜23)も終了し、10月の本大会への出場者が7月に発表されました。
  • 後は、本大会の内容が知りたくなりますが、オンラインでも楽しめる!と書かれていますピティナのサイトにも期待したいと思います。
  • ピティナのサイトには、9月26日現在、まだ配信の詳細が記載されていませんが、コンクールの日程そのものは決定されています。
  • 第18回 ショパン国際ピアノコンクール日程 (← リンク先は英語版)
     ◎1次予選 10月3日(日)〜7日(木)
     ◎2次予選 10月9日(土)〜12日(火)
     ◎3次予選 10月14日(木)〜16日(土)
     ◎ 本 選   10月18日(月)〜20日(水)
     ◎入賞者披露演奏会 10月21日(木)〜23日(土)
  • ワルシャワは現在サマータイム中で、日本との時差は、7時間、日本の方が7時間進んでおり、コンクール期間中は、サマータイムが続きます。
関連情報

"緊急事態宣言" に伴う公演の中止、変更について(2021年 4月25日掲載)
  • 新型コロナウイルスの感染拡大が公演に与える影響につきましては、本サイトでも何度か触れてきました。
  • 国や自治体による施策は、これまでも "緊急事態宣言" や "まん延防止等重点措置" など繰り返し実施され、マスコミなどで飲食店経営への影響などが大きく取り上げられておりますが、音楽界への影響も大きいと思われます。
  • 特に、WMCでは、DVD やインターネット中継などよりも、演奏者と観客が一体となって音楽を楽しむことに重点をおいて、コンサート情報の更新を続けてきました。
  • またまた、本日(4月25日)から4都府県を対象に3回目の"緊急事態宣言" の期間に入りました。このため、コンサート会場によっては期間中休館とされ、予定されていた公演を中止されるケースが出てきております。
  • WMCのコンサート情報では、個別に公演の中止や延期のお知らせがあった場合は、その都度情報の改定をしておりますが、必ずしも全ては網羅できませんので、出かけられる場合は、問い合わせ先や主催者などに確認されますよう、お願いいたします。
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医療従事者等の皆様へ感謝事業(2021年 3月 2日掲載)
  • 先日コロナ渦でのちょっと良いニュースという文を掲載しましたが、他にもこんな話があるよと教えて下さった方がありました。
  • それは、東京都墨田区内の医療従事者等の方々を対象とした「Music & Art for BLUE」のことでした。
  • これにつきましては、本年2月2日に掲載しました分身ロボット「OriHime」と聴くクラシックコンサートの情報を無料!激安!!コンサート情報のページに掲載しましたときに気が付いていました。
  • しかしながら、医療従事者等の皆様へ感謝という趣旨の運動は全国の各自治体や団体などで、様々な形で実施されておりますので、特に気に留めてはいませんでした。
  • というより、私自身は、良く行われております「身障者やその介護者の方々に対する入場料優遇」と同様に考えて、特に触れなかったのだと思います。
  • お知らせを受けて、もう一度「Music & Art for BLUE」を見ましたところ、やはりこの運動は、皆様に知って頂き、墨田区以外でもこんなことがあるよというニュースがあれば、広めて頂きたいと思います。
関連情報
  • すみだトリフォニーホールのサイトに掲載されているMusic & Art for BLUEのページ

コロナ渦でのちょっと良いニュース(2021年 2月27日掲載)
  • 例の感染症に関しましては、あまり良い話が聞かれませんが、安価な入場料で公演を聴きたいという人にとっては、一寸良いニュースがありました。
  • それは、さいたま市民会館うらわで 3月20日(土)夕刻から開演されます「稲島早織 ピアノコンサート」です。
  • このコンサートは、ブリランテクラブの主宰で、さいたま市やピティナなども後援しており、当初入場料は2500円(学生2000円)に設定されておりました。
  • ところが、「コロナ渦のため、会場の使用時間に制限がかかることを想定し、料金を改定」されました。
  • 入場料が1500円(学生1000円)に改訂されたのです。なんと4割引きです!
  • これで、このサイトの無料!激安!!コンサート情報欄にも掲載させて頂けるようになりました。
  • ブリランテクラブさん、ありがとうございます。
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今年もまだまだ続くコロナ騒ぎ(2021年 1月 9日掲載)
  • 今年も、本来予定されていた演奏会が中止されたり変更されるケースが多くなっております。
  • これまでにも話題にしてきました日程変更やインターネット利用などによる変更のほか、聴衆を限定するというケースもあります。
  • 聴衆の人数を少なくするケースは多くありますが、対象を限定するというケースもあります。
  • このサイトで紹介しております入場料の安いコンサートの中でもプロ並みの演奏を安価に聴かせてもらえる音楽大学の演奏会の中には、いままで一般に公開されておりましたコンサートを関係者のみの入場に変更されるケースが多くなって来ました。
  • 東京や神奈川(例えば、東京藝術大学や洗足学園音楽大学などがあります)のように感染者が多いところはともかく、沖縄でさえ同様です。
  • 一例ですが、当初、南城市文化センター シュガーホールで開催される予定で、立派なパンフレットまで作られていました下記のコンサートも対象が大学関係者のみのためか、場所が大学内に変更されました。
  • 沖縄県立芸術大学 音楽学部 第26回オーケストラ定期演奏会
    日時:
    2021年 1月24日(日) 14:00開演
    場所:
    南城市文化センター シュガーホール
     
    (↓ 下記に変更)
     
    沖縄県立芸術大学奏楽堂ホール
    独奏:
    吉田七星(ピアノ)
    指揮:
    秋山和慶
    曲目:
    コープランド/市民のためのファンファーレ
    R.シュトラウス/13管楽器のためのセレナード変ホ長調 op.7
    シューマン/ピアノ協奏曲イ短調 op.54
    ドヴォルザーク/交響曲第9番ホ短調 op.95「新世界より」
    入場料:
    無料(要整理券, 大学関係者のみ)
  • このような状況を招いている原因が、クラシック音楽のコンサートにもあることを未だに証明もせず、騒ぎ立てて煽っているマスコミにあるように思えてなりません。
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