Dec. 7, 1999
本年(1999年)12月に日本国内で開演されます「第九」は、月刊ぶらあぼ99年12月号掲載分161公演について、昨年と同様、指揮者とソリストの出演回数を調べてみました。(昨年(1998年)12月は、月刊ぶらあぼ98年12月号に掲載されました演奏会のほか、独自調査分を加えました151公演について、指揮者とソリストの出演回数を調べました。)
161公演をすべて別人が出演しますと161人の指揮者と各パート161人のソリスト合わせて805人が必要になります。
実際は、そんなに多くの指揮者やソリストが出演しているわけではありませんが、それでも343人の指揮者、ソリストの出演が予定されています。要するに1人あたり2.35回(805÷343)の「かけもち」が予定されています。
以上を昨年との比較で見ますと次の表のようになり、今年は、昨年より「かけもち」がやや減ったことになります。
時期 | 公演回数 | 指揮者/ソリスト数 | 平均「かけもち」回数 |
---|---|---|---|
1999年12月 | 161回 | 343人 | 2.35回 |
1998年12月 | 151回 | 316人 | 2.39回 |
次に、指揮者/ソリスト別の「かけもち」状況を見てみましょう。
出演回数 | 指揮者 | ソプラノ | アルト | テノール | バリトン | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
11 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 |
10 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | 3 |
9 | 0 | 1 | 1 | 3 | 2 | 7 |
8 | 0 | 1 | 2 | 1 | 0 | 4 |
7 | 1 | 5 | 1 | 2 | 2 | 11 |
6 | 5 | 1 | 3 | 2 | 0 | 11 |
5 | 6 | 2 | 6 | 1 | 0 | 15 |
4 | 3 | 2 | 1 | 4 | 4 | 14 |
3 | 8 | 6 | 7 | 7 | 8 | 36 |
2 | 10 | 8 | 6 | 11 | 11 | 46 |
1 | 28 | 51 | 44 | 36 | 36 | 195 |
合計 | 62 | 77 | 71 | 67 | 66 | 343 |
平均回数 | 2.60 | 2.09 | 2.27 | 2.40 | 2.44 | 2.35 |
今年の暮れの「第九かけもちチャンピオン」は、バリトンの福島明也さん
下の表を見て下さい。昨年最も「かけもち」が多かったのは、指揮者の秋山和慶さんの12回でしたが、今年は、バリトンの福島明也さんの11回が最高です。
ちなみに、秋山和慶さんの今年の「かけもち」回数は、10回で2位タイ、今年1位の福島明也さんは、昨年は8回で10位タイでした。
順位 | パート | 氏名 | 出演回数 |
---|---|---|---|
1 | バリトン | 福島明也 | 11 |
2 | 指揮者 | 秋山和慶 | 10 |
バリトン | 直野資 | 10 | |
バリトン | 田中勉 | 10 | |
5 | ソプラノ | 佐藤しのぶ | 9 |
アルト | 坂本朱 | 9 | |
テノール | 井ノ上了吏 | 9 | |
テノール | 市原多朗 | 9 | |
テノール | 福井敬 | 9 | |
バリトン | 三原剛 | 9 | |
バリトン | 多田羅迪夫 | 9 |
今年も、パート別、出演回数順の全出演者一覧表を作りました。興味がある人は、見て下さい。
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