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第5回都筑区医師会泌尿器科医会学術講演会


昨日は、医師会で結石の勉強会でした。 テーマは結石の治療で、講師はこの日にも講演された先生でした。

経皮腎瘻術を、逆行性に作るお話を興味を持って拝聴しました。経皮腎瘻術というのはもともと、皮膚から腎盂を穿刺する手技です。 腎実質と腎盂の間には弓状動脈が走っています。その弓状動脈を傷つけるリスクを減らすには、腎盂のさらに奥の腎杯を穿刺することが重要です。 膀胱から軟性のファイバースコープを腎杯まで進め、腎杯の方から皮膚に向けて穿刺針を刺すのが逆行性腎瘻術。

軟性ファイバースコープは傷つけずに通過できて、腎実質は穿刺できるぐらいの硬さの針とはどんなものなのか、 前回そこに興味を持ったので、その部分の動画を注意深く見させていただきました。

軟性ファイバースコープでの破砕にはホルミニウムレーザー、というのも興味を持ちました。 一昨日のブログにコメントを下さった吉水先生の済生会新潟第二病院泌尿器科は結石破砕とHoLEPに特化した病院です。
「その他の泌尿器科疾患はあまり診療しておりません。」という挨拶が印象的なホームページ。 ホルミニウムレーザーを持っている病院は、結石破砕とHoLEPが得意な病院になっていくのでしょうか。

2013年2月1日の院長ブログ原稿


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