住みたい街で働きたい、と思うのは当然
平成11年1月11日。横浜市大で手術患者取り違え事件が起きた日。
この日以降、マスコミは大病院の医療事故を好んで報道するようになり、院長が頭を下げるシーンがニュース番組のオープニングを飾るようになりました。
しかし最近、マスコミも救急医療が崩壊したのは、病院医師の過酷な勤務体制にあることに気づき、院長のAGAの頭頂部ばかり映すのを控え始めました。
救急医療を担当する医師が足りないことをどう解決するか、いろいろな意見があります。
医学部の定員を増やそうとか、家庭に入った女医さんを呼び戻そう、とかに混ざって、医者は偏在しているだけ、勤務医が足りないだけで開業医が多すぎる、などの意見も出ています。
昼間だけしか働かないビル診開業医を批判するのがこれからのマスコミのトレンドになるかもしれません。
立ち去り型サボタージュして開業する医者は、これからのマスコミの批判のターゲットかも。
にもかかわらず、わが医師会への新入会の申し込みはまだまだ続いています。
昨日は午前は生田でテニス。午後は、鶴見川~川和町駅(テナントビル建設順調)~見花山~都筑ふれあいの丘駅~センター南~早渕川~あざみ野駅~三規庭(Zokaの跡はそのまま)。
一昨日の帰宅ルートは、茅ヶ崎東~加賀原バス停~千代橋~青葉公会堂。
緑道沿いの公園では、子供とボール遊びする親を何組も見かけました。港北ニュータウンは住みたい街でしょうね。
そしてそこで働ければ、職住接近で理想的です。
コンサルタントが埼玉を勧めても、横浜で開業したがる医者は多いようです。
コンサルタントも紳士服売り場の店員と同じ。お客が埼玉に興味を示さず、横浜に興味を示せば横浜の物件を勧めます。
コンサルタントの見積もりほど収入が上がらなければ、医者は当直のバイトで食いつなぐしかありません(当直している先生、ごめんなさい)。
開業医が勤務医を当直から開放してあげることで、開業医も医療崩壊の防止に貢献しているのです。
「既存店と差別化するための重装備」を勧められるも無視して、ローコスト開業した私は、バイトしていたのは1年目だけでした。
しかし、治療装置のない当院の武器は、セカンドオピニオンを求めて来られる方への丁寧な説明のみ。
なぜ前立腺針生検を受ける必要があるのかなど、お忙しい勤務医の先生に代わって説明する事で、少しは勤務医の先生方の仕事を減らすのに貢献しています。
当院の待合室が混むかどうかは、セカンドオピニオンを求めて来られる方次第。
待ち患者数から待ち時間は予想できないので、院長の汗どっと混むは止めます。言い訳を読んでくださる方はこちら。
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