握力勝負のパイプカットVsお裁縫の包茎手術
3月の昼休みの予約手術(検査)は前立腺生検が5例、パイプカット4例、包茎2例でした。
手術可能な月火金は合計12日でしたので、23日(金)以外はすべて埋まっていました。
粉瘤切除などの皮膚科の手術がないのは、やはり件数が少ないとホームページも更新しないので、皮膚科のページが魅力的にならないせい、対して、パイプカットは開業前には予想していなかったほど多く、ホームページも書き換えるし、ブログでも取り上げるので、パイプカットで検索すると私のページが出てくる頻度が増えて、それが遠方の患者さんの目にも触れるようになるというプラスのフィードバックが働くようです。
パイプカットはスムースに行けば30分かかりません。パイプカットは左手の握力がすべての手術です。精管をしっかり左手でつかんでから手術開始。麻酔の針を刺すとき、皮膚を切るとき、精管の周囲を剥離するとき、挙睾筋(雄犬が喧嘩するとき、きんたまをぐっと体に引き寄せる筋肉)反射が起こっても、精管を決して離してはいけません。離してしまうと、最初からやり直しになるだけでなく、最初よりやりにくくなります。
1時間以上かかるけど、切って縫うだけの包茎手術の方が、手術前の私の気分は気楽です。
前立腺癌の診断が私のライフワークなので、前立腺針生検が一番やりがいがあります。
今月の5人は皆さん癌がみつかってしまいました。昭和大学横浜市北部病院、横浜労災病院、神奈川県立がんセンター、日本医科大学付属多摩永山病院に紹介しました。
お一人まだ、どこで治療を受けるか決めかねている方がおられます。数日の入院で治療してもらえるHIFUというのを、ネットで見つけてそこに紹介してくれと言われて行かれたのですが、今はHIFUを行っていないと言われたそうで帰ってこられました。とりあえず、転移の検索までは昭和大学横浜市北部病院で行ってもらうことにしました。私はHIFUはお薦めできないと、紹介状を書く前に言ったのですが、私の説得は無駄でした。
この方は例の点滴が上手く入らなかった方です。名医だと思ってもらえなかったのが迷走のきっかけになっているかも。患者さんからの伝え聞きの段階で、正式な返事はもらっていませんが、もし、もうK大学病院でHIFUをやっていないのなら、ホームページも書き換えるべきです。
(↓パイプカットのページに飛びます↓)
[戻る]