私が初めてパイプオルガンを見たのは小学生の頃。当時山口県に住んでいた私は、引っ越しをしてまもなく観光で行った、ザビエル記念大聖堂にあるパイプオルガンでした。

そこのオルガンは正面にオルガンがあるのではなく、観客(座席)の後ろに設置されているもので、とても大きな楽器で後ろから音が降ってくることが新しい経験で、今でもあのときの感動は忘れません。でも残念なことにその教会が雷で全焼してしまい、そのオルガンも一緒に・・・。子供ながらに忘れることのできない思い出のひとつです。

次に出会ったオルガンが・・・母校の玉川聖学院のオルガンです。

高校受験で志望校をどうしようかという時期に、母がここの高校でパイプオルガンのレクチャーコンサートがあると連れ出したのが一番最初のきっかけでした。



(母校のオルガン)



そして、まさにその時のオルガニストが・・・小川有紀先生でした。

その時に何を演奏されていたかは記憶にないのですが(スミマセン><)、色んな音が出て、迫力もあれば繊細な音も出るオルガンの音色に感動し、私も弾いてみたい!と思った衝撃を今でも覚えています。

そして、縁あり高校に入学しオルガン教室に即申し込み!(笑)教室の講師として先生が2名いらっしゃって、私の先生となってくださったのが・・・小川有紀先生。

ピアノとの違いに戸惑い、足ペダルという未知の世界に戸惑い・・・(苦笑)

ここだけの話、足ペダルはエレクトーンのように低音を弾くのかな~、そんなに激しく弾くことはないだろうと思っていました。だって足だもんって。発想が単純ですよね。

最初のレッスンで、オルガンの仕組みや音の種類などを教えて頂き、そこで足ペダルは手鍵盤と同じで、メロディーも弾くと教わり一瞬自分の耳を疑ったのを覚えています。



(My オルガン靴)


懐かしい思い出です。

3年間、小川先生にご指導いただき高校を卒業と共にオルガンに触れる機会が減り、社会人になってからは音楽とも離れた生活に・・・。

私の人生でせっかく出会えたオルガン。

今、また新しい素敵でかわいらしいオルガン、ベツレヘムの星と出会えたことが本当に嬉しいです。音楽は人の心を豊かにしてくれる力があると思っています。

もうすぐ入学シーズンです。初めてあのオルガンを弾いた感動を思い出す季節です。

                        竹谷知恵 (2011年3月)

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8. 「オルガンとの出会い」
      

知恵さんは高校生の時にオルガンを学んでいました。働きもので、アデルフィアでも色々なお手伝いをしてくれています。彼女の文章を読んで、私は初めて会った頃を思い出し、思わずほろりとなりました。真っ赤な顔をして恥ずかしそうに、でも緊張してレッスンを待っている可愛い、真面目な女の子でした。

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 知恵さん、ありがとう。これからの道も音楽と共にあって、素敵に開けますように。色々言いたいことがあるように思うのですが、何か胸がつまって思うように書けないので、今回のコメントはここまでに…。

「オルガンとの出会い」

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この記事から半年後、知恵さんはご結婚
されて素敵な伴侶を得られました!