今春、私はトレーナーとして指導している高校のヨーロッパ公演の一環で、ザ
ルツブルクに行きました。そして、生徒さん達と一緒に、ザルツブルク観光の
本拠地、ミラベル庭園を訪ねました。
日本だと、二輪草の仲間というところですね。三月末から四月にかけて、森の
中や空き地で見かける、春告げ花のひとつです。花一つ一つも愛らしいですが
、群生して白く輝く風景は、何とも…。
演奏会自体は、ドイツ・ニュルンベルクのマイスタージンガーハレにて、ドヴ
ォルザーク「新世界より」や外山雄三「管弦楽の為のラプソディ」などをのび
のびと演奏し、高校生パワーに満ちた良い公演となりました。ホルンパートも
大活躍で、指導者として大変喜ばしい一夜でした!
ウィーン郊外の夜明け、1
小雨のニュルンベルク
ニュルンベルクのマイスタージンガーハレにて
ザルツブルクの夕日
私はドイツとベルギーで学ぶという、幸運に恵まれました。音楽の勉強もさる
事ながら、森の中や街を散策し、ふと気付かされる小さな草花の輝きに、西洋
音楽発祥の地の空気を感じる事が出来ました。・・気障でしたか? (^^♪
ということでこの項、もしかしますと続きますので(笑)
宜しくお付き合いの程、お願い申しあげます。近日中に
、またお仕事で四国に行きます。野草が好きな私は、新
たな草花との出会いが楽しみです!
今回はこの辺りで。拙い文章にお付き合い頂き、ありが
とうございました。
(文: ホルン奏者、飯島さゆり、2008年9月)
アデルフィアの皆様、初めまして!飯島さゆりと申しま
す。今後共どうぞ宜しくお願い申しあげます。
私は小川さんの同学年で、ホルン吹きをしております。
オーケストラや室内楽、ミュージカルなどで演奏してい
ます。オーケストラの仕事の中で、山の奥深いところや
離島の学校にて音楽鑑賞教室を催すのに参加する事もあ
ります。演奏する側としましても、個人では滅多に行け
ない場所に旅行出来るのは楽しみです。また、「初めて
こんな近くで演奏を聞いた!」と、嬉しそうに言ってく
れる生徒さん達に会うと、こちらも元気を頂けます。
「ザルツブルクの野草 ~ミラベル庭園のアネモネ~」
東京芸術大学、フランクフルト音楽大学、ブリュッセル王立音楽院を卒業及び修了。ドイツ・トリア市、さらに
ドルトムント市立歌劇場オーケストラの契約団員を経て帰国。ホルン、およびナチュラル・ホルンの両分野で
研鑽をつみ、古典から現代までの幅広いレパートリーを持つ貴重な奏者である。文化庁主催の「本物の舞
台芸術体験事業」をはじめ、子供のための音楽教育、遠隔地への音楽普及などにも積極的に参加している。
という方ですが、彼女は華やかなキャリアからは想像できないほど、親しみやすいひと。周りをなごませる飯島ワー
ルドを、以下の文章でお楽しみください。
今回の記事を書いて下さったのは、小川有紀の長年の友人でホルン奏者の飯島さゆり さん。
飯島さんは、まもなくコンサートに登場してくださいます。乞うご期待!