2000年12月の「第九かけもちチャンプ」は誰?

初版 Dec.  7, 2000 : 改訂 Dec. 31, 2000

今年も、一昨年、昨年と同様に、12月に日本国内で開演されます「第九」について、指揮者とソリストの出演回数を調べてみました。 今年も昨年同様ぶらあぼ2000年12月号掲載分について調べようとしましたが、今年は、昨年よりもカバーしている公演が156件と少ないため、別に調査しました9件を加えた165公演について調べました。 ただ、別途調べました9公演のうち1公演につきましては、指揮者のみの情報しかないため、やや不完全ですが、上位クラスには大きな影響が無いものとみなして、そのまま集計しました。

165公演をすべて別人が出演しますと165人の指揮者と各パート165人のソリスト合わせて825人となりますが、不明分延べ4人を引いた821人の名前が挙がることになります。実際は、そんなに多くの指揮者やソリストが出演しているわけではありませんが、それでも400人の指揮者、ソリストの出演が予定されています。要するに1人あたり2.05回(821÷400)の「かけもち」が予定されています。

以上を昨年、一昨年との比較で見ますと次の表のようになり、今年は、「かけもち」がかなり減っています。

時期公演回数指揮者+ソリスト数平均「かけもち」回数
2000年12月165回400人2.05回
1999年12月161回343人2.35回
1998年12月151回316人2.39回

次に、指揮者/ソリスト別の「かけもち」状況を見てみましょう。

出演回数指揮者ソプラノアルト*1テノールバリトン*2合 計
11000112
10000000
9010102
8002226
7332109
6421119
53222514
43552318
310255729
2101216131263
13758475049241
合計7085807880393
平均回数2.301.882.032.002.032.03
*1:メゾ・ソプラノを含む、*2:バスを含む

今年の暮れの「第九かけもちチャンピオン」は、テノールの福井敬さんとバリトンの福島明也さん

バリトンの福島明也さんは昨年も「かけもち」11回でした。今年は、上位十傑に指揮者は入っていません。昨年指揮者として「かけもち」10回でトップの秋山和慶は、今年も指揮者としては、トップでしたが、広上淳一さん、大友直人さんと並んで7回でした。

2000年の結果1999年の結果
順位 パート 氏名 出演回数
1 テノール 福井敬 11
  バリトン 福島明也 11
3 ソプラノ 澤畑恵美 9
  テノール 錦織健 9
5 アルト 坂本朱 8
  アルト 菅有実子 8
  テノール 松本薫平 8
  テノール 田中誠 8
  バリトン 三原剛 8
  バリトン 田中勉 8
順位 パート 氏名 出演回数
1 バリトン 福島明也 11
2 指揮者 秋山和慶 10
  バリトン 直野資 10
  バリトン 田中勉 10
5 ソプラノ 佐藤しのぶ 9
  アルト 坂本朱 9
  テノール 井ノ上了吏 9
  テノール 市原多朗 9
  テノール 福井敬 9
  バリトン 三原剛 9
  バリトン 多田羅迪夫 9

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