チャペル・コンサート
vol. 61
in
カトリック赤堤教会

“古典派の不協和音と現代”

ハイドン:弦楽四重奏曲 作品64-4
河内琢夫 : 弦楽四重奏曲《風、河そして星々》
モーツァルト : 弦楽四重奏曲「不協和音」

 いよいよ待ち遠しい春到来の弥生三日、モーツァルトの作曲によるその名も「不協和音」というなにやら怪しげなニックネームのついた作品をとりあげます。第一楽章の導入部の斬新な和声進行から、写譜屋さんが書き間違えたか、と思う人もいたほど。勿論、当時の和声法でも決して間違ってはいないのですが、ユニークな和音の進み方のため、その名がつきました。その作曲から230年の時を経て書かれた和声感を大切にする現代作曲家の一人、河内琢夫氏による弦楽四重奏曲とともに和音の組み合わせの変遷を辿りたいと思います。私どもアンサンブル・ラインの続けているハイドン弦楽四重奏曲全曲演奏まで未完を含めて、残り18曲となる演奏もお楽しみください。

(アンサンブル・ライン代表 東 義直)

《Ensemble Rhein》

Violin 手島志保
桐朋学園高校音楽科、同大学音楽学部を卒業。辰巳明子女史、江藤俊哉氏に師事。ムジカ・プラクティカのメンバーとして多数の作品を初演。欧州各地にてリサイタルを開催。東京室内歌劇場管弦楽団コンサートミストレスを歴任。ルフォスタ講師。広島交響楽団や東京シティー・フィルハーモニック、アマデウス室内管弦楽団等と協演。
Violin 平岡陽子
東京藝術大学音楽学部附属音楽高校を経て同大学卒業。ニース及びローザンヌ国際音楽アカデミーにてマスタークラス修了。鷲見三郎、海野義雄、田中千香士の各氏に師事。東京ハルモニア室内オーケストラ、あるて室内管弦楽団のメンバーとして国内外の音楽祭、定期公演に参加。室内楽奏者としても活動している。
Viola 東 義直
東京藝術大学附属高校を経て同大学卒業。浅妻文樹、W.プリムロ-ズの諸氏に師事。Primrose賞受賞。卒業後、同氏のもとで研鑽を積み、東響、新日本フィルの首席奏者、ムジカ・プラクテイカのメンバーを歴任。 兵庫教育大、福島大にて教鞭をとる。ペ-タ-・ダム、ジョン・ルイスの諸氏、東京シティ・フィルハーモニック等と協演。しもたかフィル主催。
V.Cello 和田夢人
桐朋学園大学音楽学部に学ぶ。イタリア・シエナのギジアーナ音楽院国際音楽アカデミーに参加し奨学金を賞与され、ディプロマを授与される。現在、フリーでオーケストラ、室内楽で演奏する傍ら、後進の指導にもあたっている。毛利伯郎、店村眞積、原田幸一郎、ピエロ・ファルッリの各氏に師事。

●日 時:2019年 3月 3日(日) 午後2:00開演 (午後1:30開場)
●会 場:カトリック赤堤教会御聖堂
●入場料:¥500.-(子供無料)
● 協  賛:カトリック赤堤教会
●企画・主催:アンサンブル・ライン      お問い合わせ 080(9867)4567

☆収益金のすべてはカガヤン=デ=オーロ (フィリピン・ミンダナオ島) のストリート・チルドレンのために寄付されます☆

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