超音波医学会専門医。腎尿管結石・排尿障害の診断が得意です。 ここは、院長ブログの原稿倉庫です。
先週木曜のアボルブ講演会で、REDEEM試験というアボルブに関する3つめの大規模比較試験があるというのを教えてもらいました。 アクティブサーベイランス(PSA監視療法)対象者にアボルブを投与したら、という内容。 さっそく論文コピーを発注、今週初めに届きました。 Lancetに載った9ページの論文。
木曜日は朝7時半に自宅を出発。 9時から15時まで篭坂でゴルフ。 寒くて汗をかかなかったので、風呂に入らず帰宅。
夕食までの2時間で論文を一気に読み、 一昨日のブログを書き上げました。 そして私のPSAのサイトのトップページに、
「前立腺肥大症治療薬アボルブを低リスク癌に投与したら進行を遅らせることができたとの論文が出ました。 抗凝固剤内服中などの理由で生検が危険な高齢者では、癌かどうかの確定診断をしないままアボルブを投与してPSAが下降するか経過観察する、という選択肢があることを容認してくれるデータだと思います。」
を加えました。
アボルブが処方される時代になり、この前立腺癌の確率計算だけでは、対応できなくなっています。
アボルブを投与するとPSAは5割、前立腺体積は3割縮小。この数式はアボルブ投与後は使えないのです。
PSAでヒットするページにアステラスのページも割り込んできました。 ゴナックスを売りだし、新しい抗男性ホルモン薬も準備中のアステラスが、 本気でホームページを作ると、太刀打ちできません。 Googleは情報源が信頼できる組織かも評価しているようですし。 でたらめを書く開業医もいますから、大手製薬メーカーのサイトのほうが信頼できます。
PSAで検索した時の1ページ目を維持できていませんが、
上位を維持すべく、休診日も頑張っています。
2013年12月1日の院長ブログ原稿