（2012年3月横浜労災病院にて）
このブログでダヴィンチの話題を何回かに分けて取り上げました。
装置の写真はここに掲示しています。
最大の特徴は３Dの画像を術者が見られることです。
普通の腹腔鏡手術は、モニター画面（２D）を見ながらやりますので、深さ方向の情報を得るには、ここに書いたように、カメラ係と術者の連携が必要です。
ダヴィンチでは、ここに書いたように、カメラ操作は術者がやります。
さらには、ここに書いたように、第3の手も使えます。
ここに書いたように、最新バージョンのダ・ヴィンチは操縦席がふたつあり、手術を教えるのに便利らしいです。
最大の欠点は、ここに書いたように、触覚がないことです。
また、緑内障の人には禁忌です。
2014年2月、横浜労災病院で実際に手術を見学しました。開腹手術より数段精密な手術でした。 気腹圧を15mmHgに上げてから静脈叢を切開すると出血しません。
これは腹腔鏡手術でもできることですが、腹腔鏡手術は名人芸です。 ダヴィンチはすぐに学習できそうです。
2010年3月には、ダヴィンチに否定的なことを書きましたが、撤回させていただきます。