ダヴィンチのカメラ操作は術者
[木村泌尿器皮膚科公式ブログ](2012年冬)
2012年2月4日に横浜ベイシェラトンで
第19回神奈川泌尿器科診療所懇話会があり、
ダヴィンチ手術の講演を聞きました。
ダヴィンチに
第3の手があって、第2の手と第3の手は、フットスイッチで切り替えるんだ、ということは、2010年7月に聞きました。
今回の講演では、カメラ操作も術者がやるんだと聞いて、びっくりしました。
右手にハサミ、左手にピンセットを持っている状態で、
フットスイッチを押しながら腕を動かすと、
車のハンドルを操作するように、カメラを前に進めたり、後ろに引いたりできるんだそうです。
視野を回旋することもできるそうなので、車の運転というより、セスナ機を操縦している感覚でしょうか?
腹腔鏡手術で、カメラ操作するのは、助手。
それに比べると、ダヴンチの術者は自分で見たいところを選べるわけで、
あたかも、お腹の中に顔と3本の腕を突っ込んで、手術しているような感じのようです。
見える腹腔鏡画像が3Dですからね。
アバターの映画のように映像の世界の中に入っていけるのでしょう。
勉強になりました。
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