挨拶ページ書き換え
[木村泌尿器皮膚科公式ブログ](2012年冬)
週刊現代の取材にいらしてくださった医療ジャーナリストの方には、
私を
前立腺がんの専門家ではなく、
前立腺針生検の専門家として紹介してくださるようお願いしました。
ホルモン耐性になった前立腺がんの方が、
次の治療法についてのセカンドオピニオンを希望されて来院されてもお役にたてないから。
でも、昨日そういった趣旨の相談の方がお見えになりました。
ホームページに、「治療法についてのアドバイス」がしてもらえると書いてあった、とのこと。
どのページですか、と聞いたら、
カンボジアでの写真が出ているページ、とのこと。
カンボジアの写真が貼ってあるのは、挨拶ページ。
確かに、
「開業直後からPSA高値の方が多数来院してくださり、2005年4月から2011年3月の6年間に218例の前立腺針生検を行い94人の方が前立腺癌と判明しました。
「がんと判明した場合、種々ある治療法の選択についてのアドバイスと適切な病院へのご紹介を行っています。
「入院施設がないので、がんの治療は行いませんが、他病院での手術後に当院で定期フォローしている前立腺がんの患者さんが多数いらっしゃいます。」
と書いてあります。(書いてありました。
書き換えました。)
私は当院での針生検の後のことを書いたのであって、前後の文脈から、行間を読み取ってもらえると思っていましたが、
「がんと判明した場合、種々ある治療法の選択についてのアドバイスと適切な病院へのご紹介を行っています。」
を前後から切り離して、1行だけ読めば、前立腺がん治療のセカンドオピニオンを行っているように読めないこともありません。
なので、
「生検で前立腺癌と判明した場合、手術・放射線・内分泌療法などについてのご希望をお聞きし、適切な病院へのご紹介を行います。」
と
書き換えました。
4月には、2012年3月までの成績を集計し直して、改定予定ですが、
この辺の文章も、思い切って変えないといけない、と思い始めました。
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