木村泌尿器皮膚科

〒224-0032 横浜市都筑区茅ヶ崎中央51-1 TEL 045-949-3066

超音波医学会専門医。腎尿管結石・排尿障害の診断が得意です。 ここは、院長日記の倉庫です。


超音波医学会地方会@有明


昨日の朝はまず、職員の10月分の給与計算をExelで。

Ustream中継してみました。誰も視聴されていませんでしたが、録画しておきました。
時々更新していたほうがよいかな、って感じでやってます。
中継って、同じ時間を共有していることに意味があるわけで、

餃子を作っている私を見ながら同じ時間に自宅で夕食を食べていたさとちんさんは、リアルタイムの親近さを感じてくださったわけです。
針生検の説明を動画でやりたいなら、中継でなくてYouTubeのほうが向いています。
音を拾ってくれないWebカメラ、このままお蔵入りさせるわけにも行かないし、医龍3前の15分の中継、続けてみようと思っています。
9時半に家を出て、有明の国際展示場駅へ。
超音波医学会地方会というのは、あまり泌尿器科の演題は集まらないので、専門医キープのための単位集めだけに行くことが多いのですが、
昨日はラッキーなことに、特別企画で前立腺生検を扱っていました。
3Dの技術を、前立腺生検にどう生かすか、というお話。
最先端技術を前立腺生検の精度向上にどう生かせるか、についてお二人の講演がありました。
針生検は、術者が経直腸プローブで観察しながら狙いをさだめて針を刺すわけですが、
サンプリングが均等に行われているかを、経腹壁3Dエコーで、針を刺さった場所を3Dで表示するお話と、
生検前のMRIの情報をコンピューターに取り込んでおいて、
術者が経直腸プローブで観察している断面と同じMRI断面を同時に隣に表示させ、MRI画像で疑わしい場所を穿刺できる装置のお話でした。
会場には、泌尿器科医があまりいるようには思えませんでしたが、技術者の方々でしょうか、観客は結構多かったです。
医者が欲しいものを技術者が作るというのが本来の開発の流れでしょうが、進歩したIT技術を誰がどう使いこなすか、という研究の流れもあります。
ITだけでなく、MEはそんな感じで発達してきました。
食道から心臓を映すために開発された硬性超音波プローブ。まっすぐな棒を食道まで。刀を飲み込める曲芸師しか飲み込めません。
その棒を肛門に突っ込んで、前立腺の写真を撮った人がいたから、あざみ野棒屋もそのおこぼれの研究で博士になりました。
昨日は2回質問させていただきました。フロアから質問がないのも寂しいので。
数年前に、3Dエコーで赤ん坊の顔が鮮明に表示されたのには感激しました。
でも、それが診断に役立っているという話は聞きません。
こんな技術が提供できます、役に立ちますか、という技術者の問いに、医者は適確に答えてあげなくてはなりません。
4時に院長室に帰り、南緑道を1時間ジョギング。

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