木村泌尿器皮膚科

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超音波医学会専門医。腎尿管結石・排尿障害の診断が得意です。 ここは、院長日記の倉庫です。


iPadを待合室の雑誌に


理力のiPadを手に入れた、つづき秋の会りつ先生はその時すでにiPadを3台持っているとのことでした。
1台は自分用で、往診先で電子カルテの情報を見るのに利用しているような話でした。そして2台は待合室で患者さんに貸し出しているとのことでした。
「うちは待合室にあまり雑誌を置いていないので」と、りつ先生は言っていました。

私が買っている週刊文春。1冊350円。1年間だと17000円でしょうか?

他にも、オレンジページや日経トレンディーなどもあります。
年間いくらでしょう。iPadのWi-Fi版は5万円ですから、「iPadを待合室の雑誌に」というのもいいアイデアなあ、と感心しました。
すぐにブログで紹介しようかと思ったのを、思いとどまらせたのは、院内に掲示してある「携帯電話はご遠慮ください。」との整合性。
携帯電話が心臓ペースメーカーを誤作動させる可能性があるのは、15cmぐらい近づけたときのみ。
実害があるとは思えないのですが、院内で携帯が使えない公式の理由は心臓ペースメーカーを誤作動させる可能性です。
一方、PHSは電波出力が弱いので、院内で使ってよいことになっていて、私が2005年まで勤めていた病院では、PHSを持たされていました。
iPadのWi-Fi版の電波出力はどれくらいか、「iPadの電波出力 携帯電話の電波出力 心臓ペースメーカーの誤作動」などのキーワードでぐぐってみました。
出て来たのは、残念ながら個人が書かれたブログばかりで、アップルの公式ページなどはヒットしませんでした。
個人が書かれたブログの情報ばかりですが、
携帯電話の電波の出力は200mW~800mW程度、
PHSでは最大で80mW・平均では10mW、
携帯機器のWi-Fiの場合、10mW以下になっているらしい、
ただし、iPadのWi-Fiの場合、空中線電力がどのくらいかの公式なスペックは公表されていないが、おそらく10mWよりも小さいはず、
というのを、見つけることが出来ました。
なので、私が持っているiPadのWi-Fi版はクリニック内で使っても、PHSと同じく問題ない(携帯もそんなに問題ないんですが)と言い切れそうです。
iPadのWi-Fi+3Gは、第3世代携帯(3G)と同じ電波出力でしょうから、クリニック内で堂々と使っていると、「携帯電話はご遠慮ください。」という貼紙と矛盾してしまうかもしれません。
当院でiPadのWi-Fiを待合室で貸し出すかどうかは未定ですが、
くノ一の皆さんは「携帯はダメないのにiPadはいいのか?」と詰問されたとき、
「これはWi-FiでPHSと同じくらいですから、問題ないんです。」と、答えられるかな?
Windows育ち(MS-DOS育ち)の私がiPadを使いこなすには、MACが売り出された年に医者になったりつ先生の数倍の労力が必要です。
つづき秋の会でルンバを当てた先生に「こっちの方が高いんだよ、交換して。」と言われました。そっちのほうがよかったか?

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