東芝の広告効果
今回の国際超音波医学会では
東芝の貢献度が突出していました。
アロカ・日立が機器展示会場にブースを借りていただけ(これも広告費は高いですが)なの対し、
東芝は、機器展示会場の入り口正面のブースを借り、
学会参加者に配られるバッグに大きく会社名を印刷し、
ランチョンセミナーを少なくとも二つ開いて、ランチボックスを聴衆に配り、
4つの会場で連日開かれた「
ライブ走査体験講座」のうちの1つの会場を担当しました。
開会の歓迎セレモニーは機器展示会場で開かれましたが、東芝のブースで鏡開きをやっていました。
「はっぴ」を着た学会の役員方が「よいしょ」の声に合わせて樽を木槌でたたいていました。
そして、本学会の目玉、
elecronic posterのスポンサーを務めたのも東芝でした。
学会主催者からすれば、東芝の貢献度は大変なものでしょう。
東芝・アロカ・日立の担当者はこの学会にどの程度広告費を使うか、気を使われたことでしょう。
2月に締め切りのはずだった演題募集が
1ヶ月以上も延長されるなど、今回の学会は不景気の影響をもろに受けました。
参加者が少なければ、高い家賃を払って機器展示会場にブースを借りても、広告効果はありません。
今は全ての企業が広告費を削減しています。
そのなかで、メインスポンサーを買って出た東芝。
1~3月に比べ、4~6月は色々な景気指標が改善しました。
そのおかげでしょうか、
今回の学会は参加者2300人で大成功だったようです。
いたるところに出ていた「Toshiba」。
超音波のメジャー企業であることを、多くの超音波に携わる医者に植え付けることに成功したと思いますよ。
オーストラリアの方々の日本企業への期待にも答えられたでしょうし。
ドクターMのブログによれば、日産は「日産スタジアム」の命名件を放棄したとか。
年4億7000万円の広告費を出せる企業はどこでしょうね。
ところで
ワーナーマイカルシネマズの無料広告はどうなったんでしょう。当然、落選したんでしょうね。
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