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安心安全のパフォーマンス


採血器具使い回しがマスコミを賑わせています。

当院では16日まで採血には、採血用針を固定するホルダーを使用し真空管に直接採血する方法を採用してきました。

しかし、所沢市市民医療センターがホルダーを使い回ししていた事が16日にニュースで取り上げられました。

採血器具を使い回ししていないかと、患者さんが不安に思われると困るので、17日から当院ではディスポの採血シリンジを使用しています。


患者さんの目の前で、密封した包装を開き、新しい注射器を出します。

何だかテニスクラブでの対戦の時に新しいボールを開けるような感じです。

対戦相手から、「あ、すいません。新しいボールを出していただいて」、と感謝されると、いやいや、と照れてしまいます。

テニスボールは400円ぐらい(オリンピックで安売りの日の纏め買い、定価で買えば800円)ですから、それを惜しげもなく、毎回プシューっとやるのってお金持ちのやることです。

私は、ボールは3セットは使います。なので、毎回新しいボールを使う主義の人と対戦する時は、「あ、すいません。新しいボールを出していただいて」と言う側です。

うちでは患者さんの目の前で、新しい注射器を院長がプシューします。

だから、くノ一の皆さん、気を利かせて、包装を予め開いたりしないで下さい。

しかしシリンジでの採血は、注射器から真空管に移す際、院長が針刺し事故に遭う可能性が増えるし、医療ゴミの容積が増えるし、パフォーマンスにはコストがかかります。
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