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開業4年目突入


明日、当院は開院3周年を迎えます。2005年4月4日(月)に開業して3年経ちました。

明日から4年目ですが、3年目は2年目より業績が落ちました。2年目の業績に基づいて予定納税していた税金が還付されてきました。

4年目の見通しも明るくありませんが、個人的には子供が二人とも巣立ったので、お金がそれほど必要なくなった、というのは楽な事です。

なので、売り上げが減るなら、支出も減らそう、と縮小方向に発想が傾きがちです。

看板などの広告も減らすつもりです。その分、安上がりなブログ戦略は続けないといけません。

攻めに転ずることなく、守り一方の戦略です。夜間割り増し料金を算定できるように診療時間を変える(当院は29時間しか診療していないので今のままでは算定できない)つもりもありません。

先週土曜日の会(東京會舘での過活動膀胱勉強会)では、同級ですが、博士号を取ってすぐ開業した友人に久々に会いました。

開業時いろいろアドバイス(膀胱鏡は武士の魂など)してくれた男です。

彼のところも患者数は減っているそうです。最近の患者数減少は彼のようなベテラン開業医から見ても異様な感じだそうです。

特定健診をやる、と言っていました。特定健診をやる施設が患者を囲い込んでしまうから、だそうです。

私立大学が、附属小学校を作って生徒を囲い込むようなもんですね。

勤務医を続けている仲間達も辛そうでした。大学から部下を派遣してもらえず、大変そうです。

スーパーローテート制度開始時の2年間に入局者がいなかったため、大学も人手不足らしいです。

地方の市立の大病院の院長に栄転して行った(彼が就任した当時は間違いなく栄転でした)同期も、今は医者確保が大変だそうで、院長よりも給料が高いパートの医者が二人いるのだそうです。

そのパート医がトータル(他のバイト先を含めた)で稼ぐお金ではなく、彼の病院がそのパート医に払うお金の話です。

派遣に払うお金が、正社員より高いと、正社員のモチベーションが落ちるのではないでしょうか。大病院の院長も舵取りが大変でしょうね。

国立がんセンターでさえ、麻酔科医が年収800万円ではやってられないと、大量退職する時代ですから。

今日は、1時から3時まで嶮山で2セットしただけ(とはいえ、6-5、6-5)。後はパソコンの前で、時々石打のゲレンデの様子を見ながら、決断力のなさを嘆いていました。

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