FURU'S REVIEW 2005

このページでは不定期にFURU PACHINOがアングラヒップホップを中心とした新譜をご紹介いたします。 とは言っても、最近はヒップホップの良質な新譜が極端に少ない為、他ジャンルの作品が多くなる傾向にあります。 また、FURU PACHINOの独断と偏見により勝手に作品の出来を10点満点で採点していますので、 よろしければ参考にして下さい。1度採点した後でも、その後の気分によって数字が変化することも あります。

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4月のおすすめアルバム

Beck-Guero-
Beck
Guero
point: 9

あらゆるジャンルを踏まえても、クリエイティブ且つ良質なポップミュージックを作れるソングライターは、このBeckを除いて 現代にはもう殆ど生き残っていないと言っても過言ではありません。 今作には、1stの狂気、2ndの斬新さ、3rdのクオリティ、4thのセンチメンタリズムといった要素全てが織り込まれていて、 過去の作品に引けを取らない傑作に仕上がっています。
細かい分析は○マゾンのレビュー欄を見て頂くとして、ここではデビュー作からずっとBeckというアーティストを追っている 私ならではの意見を述べたいと思います。

まず、Beckの音楽を全く知らない方に彼の音楽を簡単に説明すると、ヒップホップを基調としたブレイクビーツに ベースラインやSEが乗り、時折ギターが顔を覗かせるというもので、トミゲレを少し明るくした感じと言えばわかりやすいでしょうか。 しかし、Beckの真骨頂はソンライティングにあります。 彼の曲全般に共通する最も特徴的な質感は、聴いた後の心地よさというか、ポジティブな感情に持っていかれる 感覚です。
これは1曲1曲の楽曲が優れているだけでなく、トータルプロデューサーとしての彼の資質が高いことが証明されています。 各ジャンルの音楽通をも唸らせる絶妙なサウンドクリエイトを施しつつも、決してそれだけで終わることなく、 最終的には万人に受けるポップソングに仕上げるという点では、全盛期のビートルズに共通しているとも言えるでしょう。
Beckを知っていたり、彼のファンの方にはもちろんおすすめですが、 普段ヒップホップしか聴かないような方にこそ、現代最後の奇跡に素直な気持ちで触れて頂きたいと思います。



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