超音波医学会専門医。腎尿管結石・排尿障害の診断が得意です。 ここは、院長ブログの原稿倉庫です。
昨年11月に開催された第2回Dermatology Webカンファの録画を見て、 外用薬の基剤について学習しました。
外用薬には軟膏・クリーム・ローションというタイプがあります。 軟膏は油、ローションは水、クリームは水と油を石鹸を加えて混ぜたもの。 なんちゃって皮膚科医の、単純化した、いいかげんな説明ですから、引用しないでくださいね。
このカンファで勉強になったのは、親水軟膏・吸水軟膏と呼ばれるものが実はクリームであることでした。
親水軟膏=バニシングクリーム=水中油型(O/W Oil in Water)
吸水軟膏=コールドクリーム=油中水型(W/O Water in Oil)
ベテラン皮膚科医の処方内容を持って来て、
「同じ処方をしてください」とお願いされることがあり、
ステロイド軟膏と親水軟膏の混合というのを処方したことがありますが、
水中油型を基剤として使うのは難しい、と勉強会で聞いたことがあるので、
親水軟膏を基剤として処方するのは、ベテラン先生のコピーだけにしておきます。
私が混合に使う保湿剤は、ヒルドイドソフト軟膏(W/O Water in Oil)かプロペト(ワセリン=Oil)ぐらい。
油と水がうまく混ざっている2種類の外用薬を混合したとき、水と油が分離してしまわないか、 実際に自分で混合薬を院内処方したことのない私にはわからないからです。
外用薬は主剤のステロイドだけでなく、基剤も大事。 なので皮膚科専門医にはジェネリックへの変更不可の処方箋を発行する先生が多いようです。
ジェネリックは主成分だけ先発薬と同じなだけなので。
2013年11月5日の院長ブログ原稿