超音波医学会専門医。腎尿管結石・排尿障害の診断が得意です。 ここは、院長ブログの原稿倉庫です。
昨年5月に開催された第1回Dermatology Webカンファの録画を見て、 ステロイド外用薬の使い方を再学習しました。
どの部位にはどのランクの薬を使うか、 皮膚科を標榜して開業しようとする医者が学ぶべき基本のきです。
私ももちろん皮膚泌尿器科で開業しようと思って、 東京共済皮膚科の医長に弟子入りさせてもらった時に、 まず最初に学んだのは、ステロイド外用薬のランク別使い分けでした。
皮膚科を標榜していないのなら、リンデロンVGかエンペシドを処方して、 「治らなかったら皮膚科に行ってね。」で済まされますが。
第1回Dermatology Webカンファでは実際の症例写真が出てきて、 「この人の額にはまずVery strongを処方して」、 なんて、顔に使うには強すぎるランクの使い方の実例が出てきました。
出てくる写真を見るたびに、当院に通院している難治性皮膚炎の患者さんの顔が浮かんできて、 「よし、今度は思い切って短期間Very strongを使って見よう。」 なんて感じました。
この前の繰り返しになりますが、実際多くの患者さんを担当させていただいてからでは、
同じ内容の基本的説明でも、開業前とは違うレベルの高い学習になります。
2013年11月1日の院長ブログ原稿