超音波医学会専門医。腎尿管結石・前立腺癌・肥大症の診断が得意です。 膀胱炎・尿道炎・男子不妊症では、院長自身が顕微鏡検査(尿・精液)を行います。 皮膚科は男性非露出部に自信があります。
都立広尾病院事件は、平成11年に消毒液を血液凝固阻止剤と取り違えて静脈注射したため患者が急死した事件。 看護師2人が業務上過失致死で有罪、主治医は異常死体届出義務違反で有罪。
院長は虚偽有印公文書作成行使と「異状死は24時間以内に警察に届けねばならない」とする医師法21条違反で有罪。 事件翌日、広尾病院にて事故対策会議。広尾病院は一旦は警察へ事故の届出を行うことに決定。
しかし、その後東京都衛生局職員らと協議し、警察への届出を行わないこととした。 都衛生局の副参事も医師法違反で起訴されたが、医師ではない、として無罪となった。
その院長は、私が都立駒込病院にいた頃、整形外科の医師でした。私の大学の先輩でもあります。 この事件の判決がしっかり私の記憶に残っているのは、 院長に警察に届け出るな、と指示した衛生局の役人が無罪になったのに衝撃を受けたから。
医師は役人の言うことを鵜呑みにする前に、まず医師であることを自覚しなければなりません。 医師法を順守しなければならないのは医師だけで、役人にはその義務はないのですから。
2013年3月29日の院長ブログ原稿