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超音波医学会専門医。腎尿管結石・前立腺癌・肥大症の診断が得意です。 膀胱炎・尿道炎・男子不妊症では、院長自身が顕微鏡検査(尿・精液)を行います。 皮膚科は男性非露出部に自信があります。

皮膚潰瘍勉強会


一昨日(木曜)は都筑区医師会館で皮膚潰瘍勉強会がありました。 都筑区皮膚科医会が主催する学術講演会でした。

「難治性皮膚潰瘍の病態と治療」というタイトルで、 座長を務めたのは、先月うめや食堂でばったり会った先生。 講師はその先生の出身校の教授でした。

皮膚は傷ついても修復能力がある(創傷治癒)。 創傷治癒の立役者は、線維芽細胞・血管内皮細胞・角質細胞で、 皮膚潰瘍が難治性となるのは、それを妨げる因子があるから。

線維芽細胞・血管内皮細胞・上皮細胞が生きていくためには乾燥していてはだめ。 創傷治癒には湿った環境が必要。でも、密封したままでは感染が起こる。 そういう知識を持ったうえで、ケースバイケースで、軟膏を使い分ける必要がある、とのことでした。

ひとつひとつの問題ごとに、その対策を説明していく、坦々とした講義は、 落語家の先生の話し方とはまったく違うものでしたが、 こういう語り方も、理解を深めてくれると感じました。

2013年3月15日の院長ブログ原稿


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