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超音波医学会専門医。腎尿管結石・前立腺癌・肥大症の診断が得意です。 膀胱炎・尿道炎・男子不妊症では、院長自身が顕微鏡検査(尿・精液)を行います。 皮膚科は男性非露出部に自信があります。

ERSPCの続報:1055人検診し37人治療すれば癌死を1人減らせる。


PSA検診を1410人に行えば、48人多く前立腺癌が見つかり、そのおかげで前立腺癌死を1人減らせることになる、というのが、 この論文の結論でした。

疫学調査は、調査対象を増やすか、調査期間を長くするほど、正確な結果が出ます。

この論文の続報が昨年出たようです。届けてくれたMRさん、ありがとうございます。 Schröder, M.D.,et al:Prostate-Cancer Mortality at 11 Years of Follow-up. N Engl J Med 2012; 366:981-990. 調査期間が2年伸びたことで、

PSA検診を1055人に行えば、37人多く前立腺癌が見つかり、そのおかげで前立腺癌死を1人減らせることになる

という結論に変わったようです。 まだ、不必要な治療が多いとの印象を覆すことはできない結果でした。

2013年2月26日の院長ブログ原稿


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