超音波医学会専門医。腎尿管結石・前立腺癌・肥大症の診断が得意です。 膀胱炎・尿道炎・男子不妊症では、院長自身が顕微鏡検査(尿・精液)を行います。 皮膚科は男性非露出部に自信があります。
1昨日と昨日は京王プラザで日本皮膚科学会東京支部学術大会。皮膚泌尿器科を標榜して開業しようと思った年から、毎年出席している学会です。
勉強した内容を箇条書きに。
日曜日に着いたのは8時半。モーニングセミナーの後半:尋常性乾癬に生物学的製剤を使うための病診連携。
生物学的製剤は体の中で封印されていた結核菌を釈放しますが、それ以外にも、いつの間にか感染し、大人しく隠れていたB型肝炎ウイルスも解き放します。
生物学的製剤を使用し始めるには、入念な検査が必要で、大病院で使用し始めてから、診療所に紹介しようというお話。
9時から教育講演:食物依存性運動誘発アナフィラキシー。
抗原のペプチド配列まで判明していて、特異的IgE検査もできる。ただし、最近話題の茶のしずく石鹸は、加水分解小麦で抗原が異なる。
9時40分からシンポジウム:皮膚病理診断。難しい内容。私に理解できたのは、脂漏性角化症と尋常性疣贅ぐらいでした。
ランチョンセミナーはレーザー治療用の痛みどめクリーム。
13時10分から一般演題:悪性リンパ腫。
13時45分からシンポジウム:アトピー。ポピュラーな病気のポピュラーな治療法についてのお話でした。
2013年2月18日の院長ブログ原稿