紙屑か大金かのギャンブル
[木村泌尿器皮膚科公式ブログ](2012年冬)
三菱銀行からの借金から解放されたから、岩崎弥太郎の悪口を書くわけではないですが、
岩崎弥太郎という人、Wikipediaによれば、藩札を大量に買占め、それを新政府に買い取らせて莫大な利益を得たんですね。
最初に弥太郎が巨利を得るのは、維新政府が樹立されて紙幣貨幣全国統一化に乗り出した時のことで、
各藩が発行していた藩札を新政府が買い上げることを事前にキャッチした弥太郎は、
10万両の資金を都合して藩札を大量に買占め、それを新政府に買い取らせて莫大な利益を得る。
この情報を流したのは新政府の高官となっていた後藤象二郎であり、今でいうインサイダー取引である。
弥太郎は最初から政商として暗躍した。
たぶん、今もギリシャ国債やイタリア国債を買いあさって、儲けようとしている人たちがいるんでしょうね。
国債が紙屑になってしまうか、額面通りのお金になるか、のギャンブル、
アドレナリン出まくりでしょうね。
ギャンブルを自分の金でやるのならともかく、
中小企業の年金でやる、自称ファンドも困ったものです。
社員の積み立てたお金をそんなファンドに任せる、経理担当者がいるのにも、びっくりですが。
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