この時期増える相談内容
[木村泌尿器皮膚科公式ブログ]
帯状疱疹のアンケートにもありましたが、患者さんが虫さされと自己診断された時は、皮膚科をすぐには受診されません。
ムヒか何かを塗って、良くならないか、むしろ悪化した時に、皮膚科を受診されます。
水虫もそうです。水虫用の市販薬にかぶれてから来られた方の診断や説明は、無治療の方の場合より、数倍時間を要します。
そして、水虫用の市販薬でぐじゅぐじゅになっていた足が、私の魔法の薬(ステロイド+亜鉛華軟膏)できれいになると私は名医だと思っていただけるようで、
ついでに皮膚科の名医に聞いておこうと、「顔のこれは何ですか?」以前から気になっていたことを質問されて行かれます。
悪性のものではないことを説明し、でも塗り薬では治らないから治療を希望するなら液体窒素になります、どうしますか?
と話した後、「今日はこのまま帰ります」とご返事をいただくのに、また結構時間がかかります。
顔のこのいぼを取ってほしい、という主訴で来られる患者さんより、
「ついでに見てほしいのですが、これは何ですか?放っておいて良いですか」相談のほうが医者は遥かに労力を要するんです。
先週の土曜日はそういう患者さんが多かったのですが、待ち時間が長くならないように、テキパキと説明し、診療は3時前には終わったのですが、
ついでの相談とそれについての説明内容を
2号用紙に書き足していたら、4時45分になり、
超音波医学会に行けなくなった、というわけです。
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