スキンピールバー・ティートゥリーの原料
開業した時から
ディフェリンゲル発売まで、ニキビの患者さんに薦めていた、サンソリットのスキンピールバー。
フルーツ酸AHAを2.0%配合したものが赤石鹸、と言うだけで、赤石鹸のもう一つの特徴を患者さんに説明していませんでした。
赤石鹸の正式名称はスキンピールバー・ティートゥリー。
世界遺産・ブルーマウンテンズに行くツアーでガイドさんに教えてもらったのですが、この写真に写っている小さな葉っぱが茂っている木がティートゥリー(Tea-tree:ユーカリと同じフトモモ科)。
そう、赤石鹸に入っている殺菌作用のあるオイルの原料です。
100gのティートゥリーの葉・枝から1gのオイルが抽出されます。
ティートゥリーはオーストラリアが原産地なのです。
ティートゥリーの名前は、アボリジニの人達がこの葉っぱでお茶を入れたことに由来しているそうです。
つまり、スキンピールバー・ティートゥリーは、フルーツ酸で毛穴を開き、ティートゥリーで殺菌するわけです。
ディフェリンゲルとダラシンTゲルの両方の作用があるわけです。
ディフェリンゲルが発売されてからは、ニキビの新患にはスキンピールバー・ティートゥリーはもう紹介していませんが、
以前からの患者さんが、今でも好んで買い求められるのには理由があったわけです。
オーストラリア、特に世界遺産・ブルーマウンテンズに行ったおかげで、スキンピールバー・ティートゥリーに突然詳しくなったわけで、
つまり、ブルーマウンティンズに行ったのも仕事の役に立ったわけです。
「コアラが大好きなユーカリの木はご存知ですよね。そのユーカリの木の仲間のティートゥリーには殺菌作用があるんです。
「私は世界遺産・ブルーマウンテンズに行ったんですけど、そこでティートゥリーの実物の匂いを嗅いだんです。
「アボリジニの人達がこの木の葉でお茶を入れてたから、ティートゥリー。
「ブルーマウンテンズとはユーカリの樹海が広がっている丘陵地帯で、
「ユーカリの木に含まれている油分が揮発し青いフィルターがかかっていいるように見えるところからブルーマウンテンズと呼ばれているんです。」
なんて、ニキビ治療の説明が少し上手くなるかもしれません。
シドニー
学会出張のページができました。
ここです。
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昨日はやはり混みましたが、
院長が汗をかくほど、ドット混みはしませんでした。
のちめ不動帰宅ルートで帰宅。
(2009年9月6日の日記)
2018年10月追記。
2018年10月時点では、スキンピールバーの赤(ティートゥリー)だけを窓口で販売しています。
当院の診察券がない方にもお分けしております。
値段は2014年4月に消費税が8%になった時のまま、据え置いています。
[2009年秋の日記一覧]