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第24回日本臨床皮膚科医会


今日は6時半に家を出て、8時からのモーニングセミナーから参加。

16時まで、みっちり勉強してきました。

4会場あり、どの講演を聞くかは迷うところ。

モーニングセミナーの「外用薬混合による臨床効果への影響」が一番勉強になりました。

ステロイド剤と保湿剤を混和して使うことはよくやられています。

油性と水性など基材が不一致だと分離してしまって薬効が落ちる事は良く知られています。

今日勉強になったのは、混ぜた事によって、ステロイドの皮膚透過性が、単品よりも高くなることがある、という話。

薄めるわけですから、効果が落ちると思うのが普通で、作用・副作用を弱める目的で、ステロイド剤を保湿剤と混和することもあるわけです。

ウイスキーをコーラで割れば、アルコール濃度は低くなるわけですが、

例えて言うなら、コーラのおかげでアルコールが胃袋を通りやすくなり、ウイスキー50ml飲むより、ウイスキー25mlとコーラ25mlを飲んだほうが、急性アルコール中毒になる、みたいな話です。

(コーク杯にそういう事実があるわけではありません。例え話です。念のため。)

しかもこの組み合わせ、先発品とジェネリックでは異なるそうです。

「ジェネリックに変更不可」の処方箋しか出さない、とおっしゃる皮膚科の先生もいらっしゃいます。

保湿剤との混和の処方箋を出す際には、ジェネリックに変更されても大丈夫か、気をつける必要がありそうです。

午前中は美容皮膚科におけるトラブル、ランチョンセミナーは色素斑の治療と、美容関係の勉強。

午後は、アトピー、日常診療における検査の工夫。

それぞれ、勉強になりましたが、やはりモーニングセミナー以外は、途中で睡魔に襲われました。

なので今日の最大の成果は、保湿剤との混和の処方箋を出す際にはジェネリックに変更されても大丈夫か、気をつけよう、でした。
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