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天引き


後期高齢者医療制度の保険料が年金から天引きされる事が問題視されていますが、年金を払うのも厚労省、保険料を徴収するのも厚労省。

なので、天引きと言うのが一番合理的な方法ではあると思います。天引きされたら生活費が残らない、としたら大変ですが。

年金は全額払って、保険金は銀行から振り込め、というのは確かに面倒でしょう。



私は開業の時、大手銀行から借金する事ができました。私が開業を考え始めた5年前には、「大手銀行は、事業主として実績のない勤務医に開業資金は貸してくれない」、というのが常識でした。

開業資金は地元の信金で借りるものだったようです。

4年前の春に、大手銀行が医師向け開業ローンを扱い始めました。

条件はその銀行に口座を開き、社会保険・国民保険からの振込みはその口座に指定する事。

クリニックの収入の3割は窓口の現金収入。7割は支払い基金からの2ヶ月遅れの振込み。

その振込まれたお金から、まず借金の元金返済分と利子が引かれ、残ったお金で生活し、残ったお金で税金を払います。

卸やさんへの薬代の支払いが滞る事はあっても、借金の元金返済と利子の支払いが滞る事はありません。

開業医も支払い基金からの収入から天引きされているんです。

ですので、有効な(期限切れでない)保険証の持参、よろしくお願いします。

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