卒業して30年
昨日のブログに何気なく「私は昭和53年卒」と書きましたが、卒業して30年になるんでした。
私が30歳の時に生まれた娘が、今年1年目の研修医をやっています。
娘の話題が多いですが、私には息子もいます。
息子が2歳の時に娘が生まれ、妻が娘の育児で遠出できない頃、息子と二人でこどもの国などに行ったりしたので、何となく私は息子の係りのような気がしていました。
ピステ石打を買ったばかりのころ、一家4人でスキーによく出かけました。
サービスエリアから道路に出るとき、アクセルをいっぱい踏んでもちっとも加速しないカローラ(4人乗って1300ccではしょうがない)で、
「アムロ・ガンダム出ます!」という私の掛け言葉に後方車を一生懸命見張ってくれたのは息子でした。
息子はIT企業に就職して3年目です。
54歳にして、子供達が独立してくれたのは結婚が早かったから。
医者は臨床研修が始まる前に結婚する早婚組みか、医者としてある程度一人前になってから結婚する晩婚組みとに別れるようで、私は前者です。
私の結婚式の司会をしてくれたのは、私よりも先に結婚した男達二人で、そのうちの一人の奥さんが我々の結婚式ではピアノを引いてくれました。
友人として1曲披露するのではなく、バックグラウンドミュージックのようにずーっと演奏してくれました。
結婚後も3家族でよく遊びに行き、子供が生まれた後も年に2回ぐらい誰かの家でパーティーをし、子供達も楽しみにしていました。
子供達が大学生になった頃からパーティーの都合がつかなくなり、妻同士は会っていましたが、家族全員でのパーティーは数年前からなくなっていました。
そのピアノを引いてくれた奥さん(私にとっても教養学部時代の同級生)が今週日曜日になくなりました。
数年前に手術を受けたこと、最近マーカーの値が上がってきたので再入院する、という話は聞いていたのですが、突然の知らせにびっくりでした。
卒業して30年も経つとこういう知らせも来るんでしょうね。
木曜日に、夫婦で葬儀に参列。55歳での死は、やはり私達夫婦を含め、周辺の人を悲しませる知らせでした。
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