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医者が政治力を求めるきっかけ


あすなろ先生の紹介が田園都市.comに出ています。高校時代は工業デザイン志望だったとのこと、Adobeのソフトを使いこなせる理由が分かったような気がします。
私よりコンピューターに詳しい逸材がいることを、医師会長に伝えなくてはいけません。
田園都市.comには、たまプラーザの皮ふ科の先生も紹介されていました。最近は医師会活動に忙しいそうです。「医師会というと、政治団体と勘違いされがち」と書かれています。
医師会活動も熱心にやっていると、行政の壁にぶち当たることが多いようです。その結果、政治力が必要ということになり、自分たちの代表を国会に、ということになるのでしょうか?
医師会だけでなく、学会活動でも政治力が必要と感じさせられるようです。昨日の学会は性機能学会。EDはErectile Dysfunctionの略です。勃起障害と訳すべきですが、バイアグラが厚労省に認可される際、勃起不全治療剤とされ、EDはお役所用語では勃起不全となったようです。心不全と違って勃起不全では死ぬことはない、としてEDの診断・治療は保険が効かなくなっているらしいです。(ようです。らしいです。というのは、昨日は睡魔に襲われ、ところどころ意識がなくなってしまったのです。まったくの誤解かもしれません。厚労省の方がご覧になって間違っていたらご指摘下さい。すぐ訂正します。)EDの診断・治療を保険診療にしたい、と性機能学会の先生達は厚労省に行くのですが、担当課長は2年で交代し、全然話は進まないらしいです。
まず、勃起不全という病名を勃起障害に訂正するところから始めなければならないらしいです。
ペニスの血管再建術を保険で受けられるようにしてあげたいと思って活動しても、バイアグラが保険が効かない薬として発売された時の経緯が邪魔して、行政の壁は厚いようです。「政治力がないと」、と感じる医者はこうして生まれてくるのかもしれません。

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