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「都筑区 プロペシア」のベストテン

ブログでコメントし合っている、ドクターMとDr.コバヤシと私の共通点のひとつはプロペシアを扱っている事。Yahooで「都筑区 プロペシア」を調べると、ベストテンにドクターMと私が出てきます。
先週の土曜は泌尿器科医会でした。そこで仕入れた話題です。
調剤薬局のレセプトが4月から保険者が審査するようになったので、前立腺癌に使う抗男性ホルモン剤のカソデックスを90日処方していると査定される可能性があるそうです。カソデックスは、作用はプロペシアと同じで、男性ホルモンが細胞にくっついて効果を発現するのをブロックします。カソデックスは前立腺細胞に男性ホルモンがくっつくのをブロックするのを目的に発売され、プロペシアは毛根細胞に男性ホルモンがくっつくのをブロックするのを目的に発売されていますが、どちらも、前立腺細胞にも毛根細胞にも男性ホルモンがくっつくのをブロックします。カソデックスにもAGA治療薬としての作用があり、プロペシアにも前立腺を縮小させる作用があります。アメリカでは、プロペシア4mgが前立腺肥大症治療薬としてプロスカーという名前で売られています。
カソデックスはプロペシアと同じく抗男性ホルモン剤なのですが、分類は前立腺癌治療薬=抗癌剤になります。これを90日処方しても、医者が審査する支払い基金なら査定されませんが、事務員がチェックする保険者では査定されうるのです。
3ヶ月に1回くればよい患者さんを、毎月通わせれば、医療費がトータルでどうなるか、わからないのでしょうか?
レセプト1枚あたりのコストを押さえる発想しかない事務員に振り回されることになりそうです。

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