勤務医時代の友人からの年賀状への返事
最近は、勤務医を取り巻く状況がますます悪化しているためか、東大の医局関係者からの年賀状には「開業はどうですか?繁盛してますか?」というコメントが多かったです。
今日はその返事です。こんなことを患者さんが見ているところに書くと、事務長に怒られるので、すぐ削除するかもしれません。
今年診療を始めて3日目。今日は忙しかったです。お待たせするとあせってしまいますが、そういう日もないと予約制を採っていないクリニックでは、経営が成り立ちません。
1.5時間ぐらいどなたもいらっしゃらないこともあれば、処理しきれないくらいの患者さんが一時期にいらっしゃる事もあります。
当院は1日の患者さんが25人ぐらいになったころに、収支バランスが黒になったようです。その後、患者さんの増加に伴い、待ち時間が増えたので、スタッフを増員しました。そうすると収支バランスが黒になるには、さらに集患する必要が出てきます。
そのために広告を出すと、これも支出を押し上げます。
昨年末の1日平均患者数は35-40人だと思います。新患数は10人程度。これで、今のスタッフ数で黒なのかどうかは、確定申告する頃に分かります。
今日も忙しかったと言っても、50人程度です。でも、ばらばらに来て下さるわけではないので、スタッフがてんてこ舞いする場面もあります。スタッフと院長で雑談にも飽きて、入り口の方をぼーっと見ているときもあります。
レストランなどに比べれば、医院がつぶれる事はめったにありません。勤務医が辛ければ立ち去りましょう。
以上、開業2年目を無事乗り切った、新米開業医でした。
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